その1 校内リーグ入れ替え戦
1 もし40人の部員がいるとしたら、強い順に4人ごと、1軍から10軍まで作る。
2 それぞれの軍の中で総当たり戦をして、1位から4位までを決める。
3 1位の選手は上の軍の4位と、2位の選手は上の軍の3位と試合をして、勝った選手が上の軍、負けた選手が下の軍となる。
4 この入れ替え戦を定期的に行い、1位から40位までにポイントを与え、大会にエントリーするときのランクの参考にしたり、団体戦メンバー選出の参考に する。
5 このポイントについては、いろいろな応用編があり、今まで私がやってきた例としては、
・女子の選手にハンデを与え試合をして、勝ったらポイント、負けたら坊主頭にする。
・オープン大会の結果でポイントを与える。
・定期テストで校内順位が上がった分だけポイント、下がったら減点。10位以内はボーナスポイント。
などがありましたが、今考えると問題になるかも。
6 選手の木札を作り、剣道場のように軍ごと名前をかけるところを作っておくと、誰が今何軍かわかって便利でした。レベルの違う選手と練習させる場合も、 1から4軍の1位はこの台に入りなさいとか指示でき便利です。
その2 エレベーターゲーム
1 1台に4人ごと入り、グーとパーで、グー同士、パー同士で対戦する。
2 グー同士が1人1個ボールを持ち、1球づつサーブを出し、試合をする。
3 次、パー同士が同様に試合をする。その間にグーの選手はボールを拾う。
4 パーの選手の試合が終わったら、すぐグーの人が試合をする。そうすると、時間の無駄なく台を利用できる。
5 3分とか5分したら、勝った選手2人は上の台へ、負けた2人は下の台に移動し、また、グーとパーをして試合をする。
このゲームはフリーの試合だけでなく、基本練習に利用する事も多かった。
例1 制限ゲームとする。
・サーブの制限をする。
サーブを1種類だけとか2種類だけにする。個人で決める場合と全体で決める場合があった。
個人の場合は、自分の得意サーブをいろいろな選手にレシーブしてもらえる利点がある。
全体の場合は、サーブ練習とそのサーブに対する数種類のレシーブ練習をかねて行える。
・コースの制限をする。
@卓球台に運動着やタオルを置き、その場所に行ってしまったらミスとする。
Aサーバーはずっとクロスで打ち、レシーバーはストレートでしか打っては行けない。またその逆。これは頭の体操にもなる。
・技術の制限をする。
ツッツキのみとか
例2 まだ1球
この練習は意識が高くないと出来ない。
2人の選手がもう1球よけいにボールを持ち、ノータッチで抜かれたとき、2秒以内に手に持っているボールを打てる。
1発打ったらもう返ってこないと安心している選手に効果的。意識が低いと抜かれても追いつこうとしなくなるので、
ノータッチで抜かれたら2点与えたりする。
例3 ボーナスポイント
・サービスエースを2点とか、ドライブで決めれば2点とか、その時に高めたい技術のポイントを2点にする。
その3 女王様ゲーム
1 女王様を決める。
2 挑戦者は順番にサーブを出しゲームをする。1球サーブを出したら交代。
3 交代しながらも、3回続けて勝ったら女王様と交代する。
このゲームもエレベーターゲームのように色々工夫して行うと良い。
専門部活動での卓球指導