初心者への指導
言葉だけでわかりにくいかもしれませんが、お読みください。右利き用に書いてあります。
1 はじめに 〜からだ作り〜
@フットワークをよくするために
ア その場で足踏み(できるだけ早く)
だんだん前傾してくるので基本姿勢を覚えさせるにも良い。
イ 両足をそろえ、スッテプをふまずに、着地したらすぐジャンプする
前後左右におこなう。中学1年生だと連続10回程度。
ウ 両足を肩幅程度に広げ、上のイと同様にステップを踏まずにジャンプし、180度回転する。
Aラケットを振る筋肉をつけるために
ア ・両手を体の横で、斜め下に伸ばす。
・そこから肘を曲げ、胸に向かって早く動かす。(フオアハンドの動き)
イ ・初めは肘が体の横、手が胸の前
・そこから手を前に早く動かす。(ツッツキの動き)
ウ ・肘を曲げ、手のひらを空に向ける。
・手首を回し、親指側に早く動かす。
エ ・肘を曲げ、手のひらを空に向ける。
・手首を回し、小指側に早く動かす。
Bその他
持久走・ダッシュ・バビー・反復横飛び・腕立て・腹筋
2 ボールになれる
@玉つき 〜ラケットで玉を上に打ち、戻ってきた玉をまた打つ。〜
・まずは続けられるようにする。
・高くあげて続くようにする。
・高さを変化させながら続くようにする。
・フォア面でも、バック面でも続けられるようにする。
・フォア面、バック面交互に打つ。
・フォア面・バック面・サイド・グリップでも打てるようにする。
・玉をラケット上でバウンドさせずに止める。(ラケットで玉を迎えに行くとできる)
・ラケットを足の間から出し打つなど、いろいろな技を考えさせやらせる。
(慣れてくると、体の後ろで打つことができるようにもなる。やってみよう)
・回転をかけ、角度をあわせて真上に飛ぶようにする。
(回転をかけるときは、ラケットを斜め上に動かす。)
・同じ方向に回転をかけ続ける。(なかなか難しい)
A壁に向かって 〜座って壁打ちをする〜
ア ・壁に体を正対させ、足を広げて座る。
・バックハンドでワンバンドしてから打つ。
注意 ラケットヘッドが下がらないように意識する。
1ヶ月もすると1000回ぐらいは続く。
3年生が引退するまで、200回続けてから次の課題に移れるようにすると
ねばり強くやっている。
イ ・壁に背を向け座る。
・左手を床におき、体の左側で壁打ちをする。
(立ってやるより、肘の動きに変な癖が起きなくて良い)
B卓球台で打つ 〜といっても・・・〜
ア ・通常ゲームで使っているところでなく、サイドに立つ。
・短いところで、バックハンドで続ける。
注意 肘がラケットより下にあるようにする。
基本姿勢を教えておき、棒立ちでやらせない。
上級生とやると壁打ちができていれば、初めてでも100回位はすぐ続く。
上級生も優しいタッチなどを確認できる。
1台で6人〜8人できるので効率がよい。
1組は通常のネットをはさんで行い。他は何かネットの代わりになる物を置く。
・慣れてきたら、だんだん長いところで打つ。
イ ・アの発展で、1人はバックショート、一人はフォアハンドで続ける。
・フォアハンドは、体を相手に正対させず、背中を向けるか横を向いておこなう。
ウ ・通常の場所に立ち、ボールを一度バウンドさせ、打つ。
・フォームを確認しながらおこなう。
・フォアハンドの時は台の左でやった方がやりやすい。
・卓球台につぶれたボールに色を塗っておき、ねらう。
場所によって点を決め、5分間で何点とれるか競争するのも楽しい。
エ ・ボールを出してもらい、1本ずつ打つ。
オ ・2人1組で続けてみる。
C強い玉・回転をかける
〜広いところで〜
ア ・玉つきで回転をかけたののを、前にとばす。2〜3mとばす。
下回転であれば、足下まで戻ってくるように
上回転であれば、前に進んでいくように
イ ・カーテンに向かって強く打つ。
・2人でテニスのように床で打ち合う。
〜卓球台で〜
ア ・卓球台に1回ボールをバウンドさせる。
・強く打つ。(ボールを割るつもりで)
イ ・卓球台に1回ボールをバウンドさせる。
・玉つきで回転をかけたように回転をかけ向こうの台をねらう。
ファアハンドでは、
上回転・・ラケット面をひらき、右斜め上に動かす。
下回転・・左斜め上に動かす。ラケット面は右斜め上を向く
卓球台にバウンドさせるのが苦手であれば、ノーバウンドで打つ。
Dサーブ
サーブができなければ、ゲームにならないので、どんどん練習する。
自分なりに考えてみる。
ある程度バックハンド、ファアハンドが続くようになったら、
Eはらいや角度打ちができるようになるために 〜のせてはこぶ〜
・ネットから10cmほど離れたところで、ボールをバウンドさせる。
・ボールがネットより低い位置で打つ。できるだけ台に近いところで
・ラケットの中心より台に近いところで打つ。
・ラケットを開いて、ラケットにのせてはこぶような気持ちで
・前腕をひねりながら斜め上にラケットを動かす。
・初めは強い球を打とうと考えない。できるだけのんびりと、
慣れてきたら、下回転のボールを出してもらう。
短いボールからだんだん長いボールを出してもらっていく。
Fバックとファアを交互に打つ。〜切り替えの練習〜
ア 1本ずつボールを出してもらう。
イ ・2人で卓球台に付く。
・片方はいつもストレートで打ち、もう片方はいつもクロスで打つ。
そうすると、ファアとバックを交互に打つことになる。
できるだけ早い段階から、切り替えやストレートに打つ練習はする必要がある。
上回転、下回転どちらでも練習をする。
ウ 卓球台の短いところでも同じようにやってみる。
うまくなってきた後、このパターンでサーブの回転を自由でゲームさせるとおもしろい。
特に横回転系のサーブからだとレシーブがうまくなる。
練習をするときに
10秒間で何回続けられるか(だんだんボールを速くしていくために、10往復を目標に)
10分とか20分間の間で、連続何回続けられるか
誰のボールがよく回転がかかっているか
など、グループの中で記録を作るとおもしろい。
ワンコースで回転の制限をして(下回転のみとか)ゲームをしてみる。
ネットぎわだけのゲームでも楽しくやれます。